うさぎ用品とケア専門店

うさぎと防災対策

地震など予想不可能な大災害に見舞われた際、飼い主さんご自身も生き抜くために必死な状況になってしまう可能性もあります。
もしもそんな大災害が起こってしまったときの為に、大切な家族の一員であるうさぎさんを守ってあげる為、一緒に避難する為の準備についてご提案できればと思います。

備えておこう

うさぎの防災セット

キャリー

災害避難時はケージを持って逃げる事は困難になってしまう為、ほとんどの場合がキャリーでの避難となるため必要となります。
長時間入っていなければいけない状態が想定されますので、給水器やごはん入れがとりつけられるタイプで、ウンチやおしっこが下に落ちる床網タイプのものなら、長時間キャリー内を清潔に保つ事ができます。

フード

フードは突然の切り替えができません。
いつも食べているペレットを賞味期限を定期的に確認し保存しておきましょう。

牧草

普段からあげているものを、すぐに持ち出せるよう準備しておきましょう。
キューブ状のチモシーなども非常食として慣れさせてあげておくと持ち出しやすく便利です。

断水も想定されるので「うさぎの水」などペットボトルに入っていて日持ちする物を用意しておきましょう。
「ラビットエコボトル」などペットボトルが直接装着できる給水ボトルにも装着できいざというとき便利です。

食器類

水を入れる給水ボトル、ゴハン入れも避難に使うキャーリーに入れておきましょう。
移動中は飲み口が目にあたってしまったり、カラダが濡れていまう等の可能性があるので、給水ボトルの使用は安全な場所に避難しキャリーを床に置ける状況になってから使用しましょう。

ペットシーツ

通常は毎日変えてあげたいですが、災害時には物資もすくなく対応してあげることができない可能性もあります。
避難用には長時間消臭効果が高いものや給水力の高い物をおすすめします。

うさぎさん用「防災セット」

ココロのおうちでは、必要な用品がセットになった「防災セット」もご用意しています。

プラスαの備え

電解質液

環境の変化などストレスを受けた時などには水分が失われ同時に体液中の電解質が失われるといわれています。
このような時に水分と電解質を同時に補う事ができるのが、アクアコールやバランスウォーターなどの電解質液です。
何かとストレスのかかる災害時には強い味方になってくれます。

タオル・毛布

たくさんの人や他のどうぶつが居る避難所に行った際でも安心できるように、キャリーを目隠しできるタオルや毛布を用意しておくと安心です。
電気の使えない避難場所での防寒対策や、熱い時期の直射日光の防止にも役立ちます。

キャリーカバー
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暑さ・寒さ対策

夏の暑さ対策

避難時の一時的な対策として保冷剤を準備しておきましょう。
避難場所では凍らせる事ができませんが、万が一の真夏日の移動を想定して準備しておくに越した事はありません。

冬の寒さ対策

避難所では毛布をかぶせてあげるなどする事で、極端な冷え込みからは守ってあげる事ができますが、避難先が定まるまでの間、寒い中での待機が必要になる可能性もあります。カイロやゆたんぽなども念の為用意しておいてあげましょう。
カイロは、キャリーを布で覆ってしまったり、通気性の悪い布製のキャリーなどで使用すると酸欠になる恐れもありますので、ある程度の通気性をもたせた状態でご使用ください。また万が一かじってしまう可能性もありますので、キャリー内に直接入れないようにしてください。
お湯を注ぐタイプのゆたんぽは、避難所でもお湯は提供してもらえたり、自販機で温かい飲み物を買う事ができれば避難中でも使用する事ができます。

キャリーinに慣れておこう

災害避難時はケージを持って逃げる事は困難になってしまう為、ほとんどの場合がキャリーでの避難となります。
いざという時にキャリーに入れなかったり、ストレスを感じてしまうと避難に時間がかかってしまうばかりか、うさぎさんも危険にさらすことになってしまいます。

普段からセカンドハウスとしてライトキャリーを遊び場にセットしておくと、キャリー=嫌な場所という固定観念を持たなくて済むようになります。

例えばライトキャリーに牧草をいっぱい敷き詰めてプチホリホリ牧場を作ってみたり、キャリーに入ったら野菜やおやつをあげるなど「ここに入ったらいい事がある」と思ってもらうなどの工夫をしてキャリーに慣れておく事で、災害時以外にもキャリーに入る事になれていれば、どうぶつ病院や専門店へのケアに行く時などにも役立ちます。

へやんぽ2-5

避難場所を確認しておこう

いろんな方が避難されてくる避難所。
中にはどうぶつが嫌いな人、うさぎアレルギーを持っている人、飼い主様にとっては大切な家族ですが、「非常時にペットどころじゃないだろう」とよく思わない人の感情を逆なでしてしまったり、アレルギーの方にを命の危険にさらしてしまう場合もあります。
またペットの受け入れをしてくれる避難所でも、犬や猫と同じ環境でうさぎさんにとってはストレスを感じる環境である場合もありあます。
これらの事態も想定して自分の住んでいる地域の都道府県庁等の自治体に問い合わせるなど、事前にわかる情報は調べておきましょう。

車を避難場所にする場合に注意

うさぎさんと避難するために避難所ではなく車での生活を選ぶのも一つの選択肢ですが注意も必要です。
阪神淡路大震災や新潟中越地震でも車での生活によりエコノミー症候群を発症し命を落とす方もいらっしゃいました。
車内で生活する場合は飼い主様の健康にも十分ご注意ください。

⇒ 静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)Wiki

災害が起こってしまったら

まずうさぎさんを安心させてあげましょう

災害が発生し避難しないといけない状況になってしまった時、飼い主さんもパニック状態ですが、うさぎさんも同様にパニックをおこしている可能性があります。
キャリーの中にはごはん入れなどの用品はセットせず、牧草をたくさん入れてあげて巣穴の様な状態を作り、安心させてあげてください。
そして、キャリー自体をキャリーカバーやバスタオル(冬は毛布なそ)で囲ってあげることで少しでも安心できる環境を作ってあげましょう。

避難時の体調チェックと心のケア

災害避難時は急激な環境の変化により体調を崩す場合があります。
ストレス時に失われた電解質をアクアコールなどで補給してあげると同時に、ストレスを緩和させてあげる為に好きなおやつをあげてリラックスさせてあげましょう。
また、ウンチはでているか、食欲はあるかなど、体調の変化を見逃さない様にしてあげる事も大切です。

避難所の生活はうさぎさんだけではなく、人間もストレスの塊になってしまいます。
災害を乗切ることはストレスとの戦いでもあります。
飼い主さんの不安な気持ちやイライラはうさぎさんにも伝わります。
このストレスによって体調をくずしてしまったり、神経質になりパニックを起こす事も・・・ 。
大変時ではありますが、飼い主さんがしっかりと深呼吸して落ち着いた状態で、心穏やかに「安心してね」とナデナデしてあげてください。

不安な気持ちをサポート

バッチフラワーレメディは
うさぎさん・飼い主さん一緒に使っていただく事ができます。

サポートしてもらえる人に連絡をとる

うさぎさんを避難所に連れて行くことができないなど、ひとりではどうしようもない状況に直面してしまった時、ひとりで悩まず専門店や普段SNSなどでつながっているお友達に相談してみてください。

連絡をとるには

固定電話・携帯電話はつながりにくい状態です。
災害時には安否の確認に電話や携帯メールを一斉に使用する為回線がパンクしつながらなくなってしまいます。
東北地方太平洋沖地震でも上記の状態でしたが、インターネット回線を利用したSNSやメールはつながったそうです。
もしもの時の為に、電話の他にLINEやSNSなどの連絡手段を持っておけば不安な時間をすこしでも短くする事ができるかもしれません。

不安を抱いていらっしゃる飼い主さまへ

今現在被災され不安な日々を送られている飼い主さんはもちろんの事、被災地ではない地域にお住まいの方でもニュースを見ていると「もし震災にあったら…」と不安になってしまうお気持ちも本当によくわかります。
けれども、うさぎさん達はとても敏感に飼い主さんの気持ちを察知します。
飼い主さんの不安を感じ取り、体調不良になったり精神的不安から毛を抜くなどの症状が出るうさぎさんもいます。

災害の情報はご自身にとって必要な情報のみ確認するようにし、You TubeやSNSなどに流れてくる災害の様子や不安を煽るような情報はできるだけ目にしないようにしましょう。

こんな時だからこそ、たくさんの愛で包んであげてください。
愛兎ちゃんの不安を取り除いてあげてください。
そして、何よりいつも通りに接してあげてください。

うさぎと防災対策不安

被災したどうぶつ達の為にできること

災害時動物支援をしている協会

日頃より動物の愛護・福祉の為に活動している団体です。
緊急災害時には支援物資の輸送、義捐金の募集やボランティア活動などの支援、災害地の情報などを公開しています。

日本愛玩動物協会 http://www.jpc.or.jp
財団法人日本動物愛護協会 https://jspca.or.jp
日本動物福祉協会 https://www.jaws.or.jp
日本獣医師会 http://nichiju.lin.gr.jp