うさぎ用品とケア専門店

以前、大久野島の未来を考えるワークショップ&シンポジウムのお話をさせていただきました。

その後、私たちとしては・・・うさぎと暮らす様とココロのおうち様のご協力のもと、環境省の担当の方や野生動物のスペシャリスト山田先生との座談会を開催させていただけて、一歩前進出来たかなと思っておりました。

が、なかなか環境省の方と話した内容は、前に進む気配がありませんでした。

いつか、少しでも進めていけるように、これからも私たちなりのアプローチを続けて行きたいと思います。

 

その後、環境省が主体となりワークショップ参加者による「啓蒙のためのチラシ」作りを進められていました。

そして、それが10月に出来上がり、有志による配布をお願いされておりました。

ということで、それはもちろんさせて頂こう!!

と思いましたので、10月より、私たちが上陸している際には多くの方が来島されるであろう船を待ち構え、毎日第二桟橋にて配布させていただいております。

もしかしたら、受け取って頂いた方もいらっしゃるかもしれませんね^^

今回は、そのチラシの内容をお伝えしつつ・・・私たちなりの考えをお話させて頂きたいと考えております。

有志の方がデザインされた2種類のチラシ

有志の方のデザインで、このようなチラシ(2種類)が完成しました。

1種類はこちら

表紙(こちらは観音開きとなっております)

裏表紙

見開き

そして二種類目がこちらです。

どちらも、内容は環境省が決定したことに従って作られています。

大きな柱として、二つの内容がかかれております。

①うさぎのエサがごみになっています

こちらは、長年ブログなどでもお伝えしてきましたが、私たちもやはり今一番の問題だと思っています。

ここに書かれている通り、持ち込む人が多い日には、あふれるペレットや野菜が・・・「ごみ」になっています。

人が多い日はもちろんなのですが、人が少ない日でもお一人お一人がたくさんの食べ物を持ってこられていたら・・・

それはそれで、うさぎさんたちはお腹がいっぱいになってしまいます。

そうすると、少量を楽しみに持ってこられた方の分も余ってしまうということになります。

島を訪れる一人一人の方が、「私たちがたくさんご飯をあげたら、他の楽しみたい方が楽しめないかも!」

そんな気持ちを持ち合えたら、少しずつでも余る御飯が減るのではないかな・・・と感じています。

放置された、うさぎさんに持ってきている食べ物で増えるとされる、ネズミが増えるとうさぎさんが減ります。

ネズミが仔うさぎを襲っているところを何度も目撃しているので、残念ながらこれは間違いありません。。。

ですので、少しずつ・・・「譲り合い」が出来たらいいのかもしれないですよね^^

②自転車のスピード出し過ぎ注意

自転車にまたがったまま、うさぎさんにご飯をあげている方をよく見かけます。

そのため、うさぎさんたちは自転車を見ると「御飯がもらえる」と思い、駆け寄ってきてしまいます。

なので、ゆっくりとうさぎさんが駆け寄ってきてもとまれる速度で走れたらいいですね。

出来れば、自転車から降りて自転車から離れた場所でうさぎさんと触れ合ってもらえればと思います。

 

こちら二つの問題は、数年前に休暇村の方にもお話をさせてもらってから、休暇村の方にはご協力頂くことが出来、HPやポスターなどでもお知らせをしていただいております。

このチラシが出来たことで、少しでも気を付けてくださる方が増えることを願っています。

配布してみて感じたこと

たくさんの方がいらっしゃる日と、少ない日、それぞれ配布してみました。

配布する際、受け取られない方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が「ありがとう」と言ってもらってくださっています。

引き返してまでもらってくださる方もいらっしゃいます。

本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

ただそれは・・・「観光案内」のような情報が書いてあると思われるからなんですよね。

受け取られて「あ・・・こういうやつね」という言葉を発せられる方もいらっしゃいますし、「これならいらなかったな・・・」と思われているような表情をされる方もいらっしゃいます。

配る側としては、ありがとうと言って受け取ってくださったのに、そんな思いをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちになりました。

もちろん、マナーをお伝えしていくことは大切です。

ですので、私たちも色んな思いを抱えてはいますが、配布を続けて行きたいと思ってます。

もし、改訂版を作ることがあるとしたら、受け取った方が読みたくなるような地図などの観光案内も追加できたらいいかなと感じました。

 

気持ちがまとまらないままのご報告なので、こんな文章になってしまいましたが、

今後・・・少しずつでも前進して行くために、私たちも地道に各方面の方と連携していけたらと思っています。

 

 

自然の食べ物を食べてくれている姿が、一番可愛いと思って頂けるようになってもらえることが私たちの願いです☆