≪大久野島での楽しみ方≫④ お気に入りのうさぎさんを見つける
大久野島にはたくさんのうさぎさんが暮らしていますが、中には特徴的なうさぎさんが♪
どのうさぎさんも可愛くてたまらないのですが、そんな中でも「ふと」心にとまるうさぎさんっているんですよね。
utaはこれまで、たくさんのうさぎさんたちに名前を付けてきました。
おうちのうさぎさんたちは、みんなお名前を付けてもらっているのが当たり前ですよね。
大久野島で暮らすうさぎさんは数が多いので、さすがにみんな名前を付けることは難しいんですが、本当はみんなに名前を付けたいくらいです。。。。
名前を付けさせてもらったうさぎさんは、その後が気になって気になってたまりません。
毎回、元気かどうかを必ず確認するようにしています。
大久野島に通われる皆様も、きっとそんなうさぎさんがいるのではないでしょうか。
今回は、これまで私たちが数えきれないほど名前を付けてきたうさぎさんの中から2うさちゃんをご紹介させていただきます。
選んだ理由は・・・最後にお伝え致しますね。
思い出のうさぎさん
ホトちゃん
ホトちゃんは2010年9月に大久野島で出会ったうさぎさんです。
出会った時の衝撃は今でも覚えています。
お目目のアイラインがくっきり、どことなく影があり・・・でもとっても可愛いうさぎさんに釘づけでした。
この写真は、まだあどけなさが残っていますよね。
出会ってすぐに「ホトちゃん」って名前を付けて、見守ることにしました。
すっかり大人になったホトちゃん☆
これは2011年5月の写真です。イケイケの男子だったんですよ。
2014年1月のホトちゃん。
すっかりお年を召した様子で、少しやせてきてました。実はこの時「もうお別れも近いのかな・・・」と思ったことを覚えています。
その予感は的中し、この写真が最後の写真となりました。
ホトちゃんにはたくさんの想い出をもらったので、今も本当に感謝しています。
猛犬
うさぎさんなのに猛犬・・・?!
もうすでに、ネーミングのセンスが1ミリもないのが分かりますよね。
この子の名前の由来を、少しだけお話します。
utaがその頃住んでいた家の近くに「猛犬注意」の札がはってあるお家がありました。
そこにいるワンちゃんは、猛犬とはかけ離れた「ふわふわもこもこ」のおっとりしたワンちゃんでした。
私たちはその子が好きで、おうちの前を通るたびに覗いては「猛犬♪」って呼んでいたんです。
そんな「uta家の近所の猛犬」にどことなく似ていたから、こんな名前がつきました。
猛犬は2007年の2月からほんの短い間の島暮らしでしたが、今もファンがいてくれるほどブログでも人気者だったんですよ。
仲良しさんも出来て、可愛い表情もたくさん見せてくれていました。
そんな猛犬との一番の思い出は「大久野島神社」での雨宿り。
突然の大雨で神社に逃げ込んだところ、猛犬もトコトコとやってきて一緒に雨宿りをしました。
それがとても可愛くて、いつまでも雨がやまなければいいのに・・・と思ったほどです。
今は、この思い出の神社も倒壊してしまって残念ながら中には入れませんが。。。
大久野島のうさぎさんに名前をつけるということ
私たちが大久野島に通い始めたのは2000年です。
その頃はまだ、大久野島のうさぎさんに会うために島へ渡るお客さんは今ほど多くありませんでした。
ですが、その分大久野島のうさぎさんの立場も今より低かったように記憶しています。低いという言い方が合っているか自信がありませんが。。。
耳をつかんでいる人を見つけたり、抱っこをしようと追いかけまわしたり。蹴る人などもよく見かけました。
残念ながらそれは全て当時の私たちよりもずっと大人の人たちでした。
その度に注意をさせてもらっていましたが、私たちに言われたところで何も響きませんよね。
大久野島のうさぎさんの立場を少しでも良くするには、どうするのがいいのか・・・本当に悩みました。
そんな中、私たちがうさぎさんに名前を付けて見守っていることを知ったある方に「うさぎさんに名前を付けられるのはとっても良いことだと思います」「そうすることで大切な存在だということが分かってもらえると思うんです」と言ってもらえました。
私たちは自然に名前を付けたりしていたので、全くそんな風に思っていませんでした。
でも、それがそんなに意味があるのならと、それからも思いつくまま名前をつけるようになったことも大きな出来事でした。
かなりめちゃめちゃなネーミングセンスですけどね。
長くなってしまいましたが、今回この2うさちゃんを選んだ理由それは・・・
これまでたくさんの名前を付けてきた中でも、その後も子孫を代々見守らせてもらっている(見守らせてもらってきた)うさぎさんだったからです。
ホトちゃん家系と猛犬家系
先ほどもお話した通り、ホトちゃんと猛犬はたくさんの可愛い子孫を残してくれました。
こどもから孫、その後も代々追ってきたうさぎさんたちなので、また次回よりその子孫のうさぎさんたちのことをお伝えしたいと思います。
最後に、この記事を書くに辺り「家系図を書こうと思う」と言うところを間違えて「家計簿を書こうと思う」とうたおに言ってしまい、全力で止められたことをご報告いたします(笑)
【大久野島の楽しみ方シリーズ 目次】

うたお(中村隆之)と、うたこ(中村麿矢)二人で「うさぎ写真家uta」として活動しています。
2000年より大久野島のうさぎさんの写真を撮り続けています。
これまでの23年間で大久野島のうさぎさんに教えてもらったことを、少しでも多くの方にお伝え出来たら嬉しいです。