うさぎ用品とケア専門店

おやつは必要?

ニンゲンもおやつが絶対に必要ではないのと同じで、うさぎさんにとってもおやつは必ず必要なモノではありません。
とはいえ、おやつも時と場合によって、すごく良い使い方もできるアイテムだと思っています。
たとえば、「コミュニケーション」や「ご褒美」「健康チェック」の為のツールとして大活躍してくれます!

ただ、ひと言で「おやつ」と言っても、うさぎさんのおやつとして好ましくないモノも残念ながら「うさぎ用」として販売されています。
また、おやつを極端にあげすぎてしまっていたりする飼い主さんもいらっしゃいますので、「安心安全なおやつ選びのコツ」「オススメのおやつ」「おやつの活用方法」などについてお話させていただきます!

 

 

安心・安全なおやつ選びのコツ

原材料

まず最初に、原材料がきちんと表記されているかどうかを確認しましょう!
原材料はシンプルが一番!記載されていないものは論外ですが、漂白剤、香料、酸味料、着色料、増粘安定剤などの添加物も含まれていない物を選ぶようにしましょう。
食べてすぐに中毒を起こしたり、病気になったりするものではありませんが、うさぎさんの小さなカラダの中にこういった不要な物が蓄積されていくかと思うと、良いものではありません。
おやつは絶対にあげないといけないものではない上に、こういった物を食べさせるのは本当に良くないことだと思います。

無添加とは

ドライフルーツに「無添加」と記載されている物がよくありますが、砂糖やブドウ糖は添加物に入らない事をご存知でしょうか?
無添加=無加糖ではないのです。こちらもよくある勘違いの一つですので、無添加と商品説明欄に書いてある場合も、原材料を必ずチェックして加糖であるか否かを確認し納得した上で購入するようにしましょう。

*加糖されているものが有害という訳ではありませんが、無加糖の物に比べて、より一層あげすぎには注意しましょう。無添加と記載されているドライフルーツの中には無加糖の物もあります。

 

クッキーやビスケット・グラノーラは要注意!!

小麦原料のクッキー、ビスケット、ミルクや野菜入りのクラッカー、穀物たっぷりのグラノーラなどいろいろな種類のおやつが市販されています。
このような「おやつ」はうさぎさんが好んで食べてくれるように作られていますが、決してうさぎさんのカラダに良いおやつとは言えません。

「1日のうち一定の時間に軟便、下痢をする事が多い」などの症状が気になったりしませんか?
もし上記のようなおやつを与えているのであれば、もしかするとそれが原因かもしれません。
小麦原料や穀物のおやつはとっても喜んで食べてくれますが、含まれるでんぷんに代表される炭水化物の過剰摂取はうさぎさんのカラダにとってとても負担になります。

クッキー、ビスケット以外にもごはん、パン、乾麺、とうもろこし、サツマイモなどもでんぷんが多く含まれているため同じです。
また、ココロのおうちでも補助食として販売している「オーガニックオーツ(圧ぺん麦)」もでんぷんが多く含まれていますので、あげすぎには十分にご注意ください。デンプン質や糖質の過剰摂取はてクロストリジウム菌が増殖し、毒素により腸性毒血症という病気を引き起こす可能性があります。

クロストリジウムとは?

クロストリジウム菌は、正常な腸内にも存在している細菌なのですが、うさぎさんの消化吸収を助ける腸内細菌のバランスが乱れると異常増殖します。増殖したクロストリジウムは毒素を作り出し、これが血液と共に全身をめぐると腸性毒血症(クロストリジウム症)という病気を発症し、下痢や食欲低下、脱水などの症状を引き起こします。

 

人間の食べ物の中にはうさぎさんにとって有毒な物も!

先にも書きましたが、ご飯・パン・麺など、あげてはいけないと知らずにあげてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。
すべてを書けるわけではありませんが、人間の食べ物の中でも、明らかにこれはうさぎさん(動物)には食べさせてはいけないだろうと思う物を食べさせてしまっている飼い主さんも悲しいかないらっしゃいます。

また、食べさせるつもりはなくても、人間のおかしをテーブルの上に置いたままにしていたり、うさぎさんがかじって袋をあげてしまう可能性がある場所に置いていたり、そういった事故も飼い主さんが注意をしていれば防げる事故ですので、十分に気をつけてあげましょう。