うさぎ用品とケア専門店

元気いっぱいあちこち走り回ってイタズラをしては「こら〜❤」なんて怒られてた子も、幸せに歳を重ね少しずつジッとしている時間が多くなったり足がおぼつかなくなってきたりと、歳とともにだんだんと飼い主さんのサポートを必要とする年齢になってきます。
そんな可愛いおじぃちゃんおばぁちゃんになったわが子を、大きな愛で包み込む様ににサポートしてあげれる飼い主さんでいてあげれる様、色々なサポート方法を試される際のヒントにしていただけたらと思います。

足腰に負担が少ない環境を整える

ケージ内の床材

何となく後ろ足がおぼつかなくなってきたり、前足・後ろ足の左右のバランスの違いが気になりはじめたら、ふわふわとして心地よくモコモコした部分で滑らずしっかりと踏ん張る事ができるSUSUマットをオススメしています。

このSUSUは、人間用のバスマットなのですが、吸水性がよくておしっこでお尻が汚れるのを軽減してくれる他、弱っている後ろ足はもちろんの事、後ろ足をサポートするために一生懸命踏ん張っている前足も踏ん張りやすくなり、負担を軽減してあげる事ができます。

SUSUマット

特徴的な絨毛(ヒダ)になっている部分を最初は気にして噛んだりちぎったりしてしまう子も多いのですが、「コレ美味しくない」と理解してくれたり、「このフカフカの感覚が気持ち良い」と思ってくれたらかじらなくなる子が多いですので、しっかり付き添ってあげれる日からスタートしてあげていただけたらと思います。
そして、もしカジカジしたら
「ダメ!」ではなくてある程度かじらせてあげて
※食べてはいけません
「コレ、美味しくないよ〜」
っとナデナデして気を紛らわせながら様子をみてあげてくださいね!

★SUSUを愛用していただく際の注意点
・かじって食べてしまわないか
・オシッコがちゃんと出ているか
・盲腸糞が肛門にくっついてしまっていないか
・1日2〜3回交換してあげているか
特にオシッコに関しては即吸収されてしまう為、色やどれくらいの量が出ているのかがわかりにくいです。
マットを敷かえる際によく見て手で触って確認しておきましょう。

カラダを挟んで支えてくれるサポート用品

次に足が踏ん張れずに「コテン」と転んでしまうと起き上がれないうさぎさんや、起き上がれるけど、何度も転んでしまううさぎさんの場合、何か支えになる物を入れてあげる事で、リラックスして過ごせる様になります。
例えば「あんしんU字ピロー」「ケージクッション」などです。

U字ピローは100均の300円コーナーにある人間の子ども用のネックピローが使いやすい場合もあります

★ピローの選び方
体重約1.5~3kgのうさぎさんや、しっかりはさんでサポートしてあげたいうさぎさんの場合は「安心U字ピロー」

安心U字ピロー

★Point:左に置いているバスタオルはほぅちゃんが心地よくフィットするように、わざとクシャクシャにしています。

 

体重1kg未満の小さいうさぎさんや、軽く持たれかかる感じで使いたい場合は「300均ネックピロー」

300ネックピロー

★Point:ピローはフィットしやすい様にツルツルしていない裏面を使っています

 

さらに、はさむというよりもアゴを置くように使いたい場合はバスタオルやSUSUを丸めた状態や、無印のネックピローがオススメです。

無印ネックピロー

バタンと転けてしまう事が多く、倒れた時にケージでカラダを打ってしまいがちな子はクッションをつけてあげると安心です

 

 

ケージクッション

※オーガニックコットンバージョンもあります

上を向く姿勢が楽な子の場合の工夫

頭が下がりがちだったり、呼吸器系の疾患で上半身をあげている体勢の方が楽な子の場合には、バスタオルを丸めたり折りたたんだりして前足を乗せる事ができるスペースを作ってあげてください。
バスタオルだと折りたたみ方で高さの調整がしやすく、洗濯も楽チンです。

あご置きバスタオル

※2012年撮影の写真の為、ごはん入れ・ボトル・牧草入れ・U字ピローなどが今みたいに良いモノが無い時代の写真です。バスタオルの感じだけ参考にしてください

 

バスタオルで段差を出す

後ろ足はSUSUの上、前足は低いバスタオルの上、アゴは折りたたんだバスタオルの上という3段になっています。

もちろん、裁縫が得意な飼い主さんは、心地よい生地でオリジナルクッションを作ってあげるのもOKです。

 

ほんの少しだけ高さをだしてあげたい場合や、座っている状態ではなく横向きに寝た体勢で頭を支えてあげたい場合はふんわりピロークッションもオススメです!

ふんわりピロークッション

※バナナ・さやえんどうもあります

用品の位置や高さを調整

足腰がおぼつかなくなってきた子や頚椎(首)に問題があると診断を受けた子の場合、ごはん入れや給水器などの高さが負担になっている可能性も出てきます。
給水器(ノズルタイプ)を上を向いて飲んでいる子の場合は特に注意が必要です。
給水器の位置を少しずつ下げてあげたり、ディッシュドリンカーなどの器タイプの給水器をお試しいただくことをオススメします。

ディッシュドリンカー例

 

ごはん入れも高い位置に設置していたり、深さがあるタイプのごはん入れだと食べにくくなってきている可能性があります。
浅めで食べやすく、食べやすい様に器の角度を斜めに調整できたりもするフードフィーダーがオススメです!

 

介護(サポート)環境の作り方にはコレが正解!というマニュアルはありませんが、今回の記事を参考にしていただき、愛兎ちゃんの状態をよく観察していただき、わが子に合わせた環境を整えてあげてくださいね(*^^*)

目次:足腰サポート

【足腰サポート1】
生活環境を整える(本記事)

【足腰サポート2】
愛兎ちゃんの「今」に合わせた運動
※準備中

【足腰サポート3】
カラダの巡りをよくするサポート
※準備中