うさぎさんをケアする時に、まず必要となるのが「抱っこ」
まずは今回はうさぎさんの抱っこについて勉強してみましょう!
抱っこはできた方がいいの?
「うちの子は抱っこができない」と落ち込まれる飼い主さんもいらっしゃいますが、うさぎさんはほとんどの子が抱っこ嫌いです。出来ない人はたくさんいますので安心してください(笑)
もともと、野生では捕食される側のどうぶつであるうさぎさんにとって「抱っこ」は足が地面から離れ、捕獲されるという恐い状態だからなのです。
とはいえ、つめきりや投薬、将来の介護時など 生活していく上で「抱っこ」が必要なシーンが出てきますので、少しずつでも少しずつ「抱っこは怖くないんだよって」教えてあげながら信頼関係を築いていけるように頑張りましょう!
まずは信頼関係を築こう
抱っこができるようになるには「一緒に居ても怖くないひと」だと覚えてもらうこと。
そして「触られても大丈夫」とうさぎさんに思ってもらう事が大切です。
すぐに抱っこできるようになるのは難しいですが、ステップを重ねながらゆっくりと信頼関係を築きましょう。
STEP.1 ガリバー
段からより信頼関係を深められるよう、同じ空間・同じ床の上でコミュニケーションをとり、愛兎にとって身近で安心できる存在になれるよう努力しましょう。
ガリバーのように飼い主さんが寝そべった状態でうさぎさんが自由に周りを走り回る状態で接するとより身近に感じてもらうことができます。
愛兎がカラダの上に乗ってきてくれたり、おひざの上に乗ってきてくれたらうれしいですね!
STEP.2 ナデナデ
うさぎさんの方から寄ってきてもらえるようになったらナデナデに挑戦してみましょう。
うさぎさんはおでこのナデナデがみんな大好きです!もっとなでて〜とおでこを手に押し付けてくる子もいます。
慣れてきたら、耳の付け根もナデナデしてあげましょう。この部分もとっても喜びます。
猫などが好きなあごの下のナデナデはうさぎさんは嫌いな子がほとんどですので気をつけてくださいね!
STEP.3 カラダをナデナデ
おでこのナデナデになれたら、次はおでこからそのまま「肩〜背中」とカラダをナデナデしていきましょう。
びよ〜〜んと足やカラダを伸ばして気持ちよさそうにしてくれます。
そして、ナデナデに慣れてきてくれたら、次に抱っこの前にマスターしておいて頂きたい横っ腹とお尻のナデナデ。
そして、オナカ側にゆっくりと手のひらをくぐらせても嫌がらなくなってくれたら抱っこ前の準備は完璧です!!
オナカを日常から触れるようになると、うっ滞時などのオナカの張り具合なども見てあげれるようになるので、ぜひ普段のナデナデに「横っ腹〜オナカ」もプラスしてみてくださいね。
ここまでの流れが半年〜1年かかる事もありますので、あせらず気長に頑張りましょう!
うさぎさんとの関係がいい感じになってきたら、いよいよ次のステップ「抱っこに挑戦です!」
目次:うさぎさんの抱っこ
【うさぎさんの抱っこ 1】
うさぎさんの抱っこ(本記事)
【うさぎさんの抱っこ 2】
うさぎと暮らして20年。
一緒に暮らした100兎以上のうさぎさんが教えてくれたこと、そして2000件を超える相談にお答えした経験を、全国のうさぎさんを愛する飼い主さんの知識の引き出しにそっとお届けできたらと思います。