うさぎ用品とケア専門店

うさぎさんの主食である牧草。
詳しく知りたいと思って説明を読んでも難しい言葉がたくさん出てきます。
このページでは牧草のよく聞く専門用語から牧草の基礎知識を勉強しましょう!

牧草の1番刈り2番刈りって何?

刈り取られる回数によって最初に刈り取られたものを1番刈り、刈り取ったあとに再び伸びたものを刈り取りしたものを2番刈りと呼び、チモシーでは3番刈り、アルファルファでは4番刈りまで行われます。
刈り取りによってどのような特徴があるか、チモシーを例にとって見てみましょう。

1番刈り 1st cut

種から育った牧草が初夏(6月中旬から7月)に最初の刈り入れ時期を迎えます。
この時刈り取られものが1番刈りです。根から吸い上げた栄養がたっぷり含まれ、しっかりした茎と葉、よく育った穂が特徴です。
繊維質も多く栄養価のバランスが良いので主食としてあげるのに適しています。

2番刈り 2nd cut

1番刈り収穫後に真夏の高温の中、約2ヶ月をかけて再び牧草が成長し、7月中旬から8月に2回目の刈り取りが行われます。
この時収穫されたものを2番刈りと呼び、1番刈りに比べ茎が細く葉が多いのが特徴です。
嗜好性が高く1番刈りを食べたがらない子や、歯に問題があり硬い牧草を食べられない子にもオススメです。

3番刈り 3rd cut

気候に恵まれた年は、成育が順調に進み1番刈り牧草、2番刈り牧草ともその刈り取り時期が早まり、3回目の牧草が9月下旬から10月上旬に3番刈り牧草として収穫されます。
成長が遅くなりほとんどが葉っぱの状態になるため収穫量(総重量)が少なくなるため3番刈りの収穫を行わずこの時期は違う農作物に切り替える牧草農家が多いため、流通量が少なく貴重な牧草です。

 

プレス状態って何?

牧草は刈り取ったままの状態ではかさばってしまい、運送や保管時に効率が悪いため機械で圧縮します。
この圧縮する度合により「シングルプレス」「ダブルプレス」と呼び方がかわります。

シングルプレス

牧草地で刈り取りし、天日乾燥させたものをトラクタで集めながら約50kgの塊にビニールひもでくくった状態のものです。

シングルプレス

シングルプレスは圧縮率の低い(緩やかな圧縮)状態でプレスされているため、茎や穂がつぶれたり崩れたりする事が少なく、また短く切断されないので、(農家によっては乾燥を早めるために刈り取りの段階で短くカットする加工をする場合もあります)より自然に近い状態のものです。

1塊の大きさが約120cm(1.2m)×60cm×45cmと大きな塊です

ダブルプレス

ダブルプレスとは、シングルプレスのものを機械でさらに圧縮をしコンパクトにまとめたものです。

小さくまとめてしまうため、長さも短くカットされてしまいますが、茎や穂はつぶされて柔らかくなっています。当店では、2番刈りなど、やわらかく食べたい牧草をダブルプレスにて取扱いしています。

1塊の大きさが約60m×45cm×30cmに加工された物がハーフカットと呼ばれるものが一般的で、シングルプレスのものに比べると小さくなりますが25kgから30kgあります。

 

 

牧草のロットって何?

同じ1番刈りチモシーであっても「ロット」が違えば全く違う牧草になってしまう事があります。
大きく分けると「チモシーの品種の違い」「畑の違い」小さく分けると「畑の外側と中央」「雨量や日の当たり方」などアメリカの広大な牧草地は同じ畑であっても大きな差がでます。

また「刈り入れからべーリングまでの状態」「保管の仕方」などにより、同じ「チモシー1番刈り」であっても、その品質は大きく異なるからです。

お客様が以前ご購入頂いた牧草、そして今からご購入を検討されている牧草がどのような状態の牧草であったか(あるか)を知って頂く為にココロのおうちでは「牧草情報局」を開設しています。
同じ品名の牧草でも農家や畑がかわったなど大きな変化があった場合にお知らせしています。少しでも牧草選びのお役にたてれば幸いです。