うさぎアレルギー、牧草アレルギーってよく耳にはするけど、いったいどんな症状なの?どうしてアレルギーになるの?
そんな小さな疑問&今現在アレルギー症状にお悩みの飼い主さまの為に、アレルギーを克服(軽減)させるコツ、そして、アレルギーにならないコツをお伝えしたいと思います!
うさぎアレルギーと牧草アレルギー
うさぎ&牧草アレルギーとは、うさぎさんのフケや牧草の粉など、本来病原性の無い物に対して、カラダを守る為の防御システム(免疫)が過敏に反応してしまい、うさぎさんに触れたり牧草を触ると、目のかゆみ・鼻水・発疹・じんましん・喉の痛み・咳などの症状を引き起こしてしまう状態の事を言います。
症状がひどくなると、触れなくても同じ部屋で生活しているだけでも症状が出たりする場合がありますので、軽い症状の時から悪化しないように対策しておく事も大切です。
また、うさぎさんと触れ合ったり、牧草に触ってもまったく問題無い飼い主さんも、元々、花粉症などの症状をお持ちのアレルギーになりやすい体質の方は症状が出てしまわないように注意しましょう!
もちろんアレルギーとは無縁と思われる飼い主さまも予防するに越した事はありませんので、是非参考になさってくださいね。
※アレルギーは、病原性のないものに対して特別な抗体IgEを作ってしまい、過剰な反応を起こしてしまう現象です。
検査方法
アレルギー科・耳鼻咽喉科・皮膚科・内科などで検査を依頼する事ができます。検査方法は血液検査・皮膚検査などがありますが、オーソドックスなのは血液検査です。
血液検査はおおよそ1週間で検査結果がでます。血液検査費用は、何らかの症状が出ている場合は保険適応となります。
検査項目は6種類検査の場合、3割負担で3000円〜6000円程度、MAST33は5000円程度が相場となっているようです。
症状がでていない場合のアレルギー検査は保険適応外となりますので、ご注意ください。
一度に検査出来る項目は13項目となってますが、他に特に気になる症状がなく、うさぎさんと暮らすにあたっての検査であれば、下記項目を選択していただくと良いかと思います。
詳細については、医師に必ずご相談の上、検査を受けてください。
症状が出るタイミング や生活環境、出やすい時期 、 家族にアレルギー体質の人がいるかなど、出来るだけ詳しく先生に伝える様にしましょう!
うさぎさんが牧草を食べる事やトイレ砂やおもちゃにヒノキが使われている物がある事をご存知でないお医者さんもいらっしゃいますので(笑)
※MAST33という33項目を一度に調べることの出来る検査もあります。(コナヒョウダニ・オオアワガエリ・カモガヤ・ハウスダストが入っています)「イネ科・マルチ」「雑草・マルチ」という項目もあります。
うさぎさんをお迎えしようとしているお友達にも教えてあげよう!
ここ最近、メディアなどの影響でうさぎさんをお迎えしたいというお客様がとても増えています。
うさぎさんを愛する皆様にとって、安易にうさぎさんをお迎えしようとする人とお話しすると、説明したい事は山ほどあると思いますが、まずはじめに「うさぎアレルギーとかうさぎさんが食べる牧草のアレルギーがあるって知ってる?」という所から教えてあげて下さい。
お迎えしたけど、アレルギーが出て飼えなくなったという理由でうさぎさんを手放す人が後を経ちません・・・。
特集でもご説明させていただいた通り、アレルギーには色々な要因が隠されている事、そして、本当にわが子が可愛いならば、努力すれば一緒に暮らし続ける事が出来る可能性もあるという事。
そういった事も調べもせず、アレルギーが出たから手放してしまう(捨ててしまう)と言うような人にはお迎えしてほしくないです。
本当にうさぎ&牧草アレルギー? 本当にアレルギー??
「うさぎを飼い始めたらアレルギーが出て(ひどくなって)しまって…」というお話しをよく聞きます。
ですが、それって本当にうさぎ&牧草アレルギーでしょうか?
「検査方法」でご案内させていただいた検査項目に「ハウスダストやダニ」が入っていて、どうしてだろうと思われた方もいらっしゃるかと思います。
うさぎ&牧草アレルギーと思っていたら、意外とハウスダストやダニのアレルギーだったって事もよくある事なんです。
うさぎさんが一緒に暮らすようになって、ハウスダストやダニが増えアレルギーを発症につながる事もある為です。
また、アレルギーではなくても、ただ単に体質的に皮膚が弱かったり、鼻や喉の粘膜が弱く、うさぎさんの毛や牧草の粉に反応して皮膚が赤くなったり、咳が出たりする事もあります。
その場合は手袋やマスクをする事で症状は落ち着きます。
うさぎさんの毛や牧草の粉なども部屋に舞いちっているので、お部屋の掃除もまめに行うようにしましょう。
目次 うさぎに関連するアレルギーについて勉強しよう!
【うさぎに関連するアレルギーについて勉強しよう!】
(本記事)
【アレルギー対策をしよう】

うさぎと暮らして20年。
一緒に暮らした100兎以上のうさぎさんが教えてくれたこと、そして2000件を超える相談にお答えした経験を、全国のうさぎさんを愛する飼い主さんの知識の引き出しにそっとお届けできたらと思います。