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うさぎさんの体調不良で「ウンチが出ない」という症状を経験された事のある飼い主さんは多いのではないでしょうか?

ウンチが出ないという症状は、うさぎさんにとって命に関わる状況につながると思っていただいても大げさではありません。

一分一秒でも、その症状を早く見つけて(早期発見)すぐに対象してあげる(早期治療)事で、重篤な状態にならず、ケロッと良くなってくれるという事も多々あります。

早期発見のポイントとして、わが子のウンチが出ているタイミングを知っておくと、出ていない(数が少ない)事をすぐに確認することができ、場合によっては、少量のおやつをあげたり、お部屋で遊ばせてあげるだけで、つまりかけてたであろういびつなウンチが1粒でて、何事もなかったかのようにいつも通りになるという事も、実はよくあります。

 

しろちゃんのウンチのタイミング

それでは、ウチの子(しろちゃん11歳)を例にあげて、どんな風にチェックしているかを1つの参考として説明させていただきます。

しろちゃんのルーティンは、朝イチ(夜イチ)のおやつ「チモシーのきわみ」を5本からはじまります。
奥歯の問題を抱えているしろちゃんは、牧草を食べる量が減ることがあるので、チモシーのきわみを補助的にあげています。

 

 

チモシーのきわみを食べている間に、牧草(朝採り高原の麦・APDゴールド・スーパープレミアムオーツ)を牧草入れに入れて、トイレとトレーを掃除します。

 

 

チモシーのきわみを食べ終わると、トイレに乗って牧草を食べながら約3〜5粒程度ウンチをします。
その後、トイレからおりて、ケージのトレーにも数粒のウンチがでます。
この時点で、食べていてもウンチが出ていなかったら、何らかの原因でしろちゃんのオナカの動きが悪くなっている証拠です。

 

オナカを触って張っていないかをチェックし、少し張っているようなら背中をプルプルと金魚運動のようになでます。初期の初期なのでそれだけでウンチが出てくれるときもあります。
という事で、しろちゃんの第一チェックポイントは、トイレとトレーを掃除して牧草を入れた後となります。

 

次に、生野菜→運動→フード(ペレット)と続きますが、この運動の時にもお部屋の床にポロポロとウンチを出してくれます。

遊びに出た時にタイミングにもよりますが、まずマットの上で何か考え事をしているかのようにジッとしていて、そこを動くとお尻の下にはきれいなウンチが落ちています。
その後もポロポロとウンチを撒き散らしながら遊んでくれます。
ココまできたらほぼ安心(*^^*)

 

 

あとはルーティン最後のフード(ペレット)を、躊躇なくクレクレモードで食べてくれたらOKです!

 

ただ、途中で食べ残したり、食べてる途中に表情が変わったり、変な動き(オナカを伸ばしたりねじったりなど)をした時には、注意が必要です。
その時は、もう一度運動させてあげるなどして、引き続きウンチが順調に出ているか、顔色(表情)がよくなったかどうかなどを確認してあげましょう!

 

ちなみに、何度もウンチが出ないという症状を繰り返す子の場合、症状の原因となる根本的な病気が隠れている可能性もありますし、食生活の改善などが必要な場合もあります。
すぐに回復したとしても、何かのサインであることが多いですので、そのサインを見落とさないよう、「うさぎの健康手帳」を使って記録をとったり、かかりつけの獣医さんやお世話になっている専門店の人にも相談してみてくださいね。